ドキュメンタリー映画「GENDER IN COFFEE」上映会@SCAJ2021
International Women's Coffee Alliance 日本支部 (以下 IWCA 日本支部)では、SCAJ2018、2019にて大好評だったドキュメンタリー映画に引き続き、映画「GENDER IN COFFEE」を国内初上映いたしました。この映画は、コーヒー生産地を舞台に、コーヒーバリューチェーンの女性の生活、地位向上、ジェンダー公平性をテーマにしたドキュメンタリー映画です。コーヒーを取り巻く環境は大きく変化しています。この映画は価格、サプライチェーン、地域コミュニティ、トレーダー、提供するカフェ、バリスタの視点でGender Issueを考えることができる作品です。
冒頭マハトマ・ガンジーの言葉の引用“No two leaves are alike, and yet three is not antagonism between them or between the branches on which they grow.” 「二つの葉が相似であることはないが、三つの葉の間にも、その葉が生えている枝の間にも、対立するものはない」から始まり、これから始まるドキュメンタリーのテーマはジェンダーなのですが、決して、2つの、或いは複数の対立ではない、ということを表します。
生産地の状況から始まり、多くの登場人物がそれぞれの立ち位置での思いを語っていきます。そして各バリューチェーンの立ち位置によっても思いは異なり、観ている私たちの視野を広げてくれます。
劇中「ジェンダーエクイティの問題は、コーヒー農家のコミュニティだけでなく、私たち全員に関わる問題であり、単に男性と女性の問題ではありません、世界各地のコーヒー分野は、多様な人々、性別、何十もの言語で構成されており、ジェンダーを表現するためには、コーヒー分野に誰もが参加でき、歓迎される必要があります」という言葉がありました。ジェンダー公平性と言われるけど、難しそうだな、どういうことかな?と素朴に疑問を持たれる方もいらっしゃると思いますが、まさに、この一文をお伝えしたいと考えます。
そしてこの上映の機会を通じ、男女問わずIWCAの活動に興味を持ってくださる方がたくさんいらっしゃいました。単純に映画が面白かった、良い映画だったというコメントから、勉強になった、もっと知りたい、そしてIWCAを応援したい、という心強いお言葉も多数頂きました。
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